外国人を雇用する際に、心がけたいこと 【その1】
外国人を雇用する時に大事になることって何でしょう?正解のない質問なので、十人十色の答えがありそうですね。私は以前、とある国の日系企業で働いた経験があります。その時の経験も踏まえて、私が考える大事なポイント2つを2回に分けてお話ししたいと思います。
大事なポイントその1
まず国籍関係なく、人を雇用する時には、できるだけ長く一緒に働いてもらいたいと思いますよね。お互いに気持ちよく働くためには、「決まりを細かくルール化しておく」ということが大切です。日本人でも育った環境が違えば価値観が異なることはありますが、それが外国人であれば尚のこと。「こんなことできて当たり前」「こんなの常識だろ?」ということが通じない場面は必ず出てきます。例えば、以前海外で働いていた時にこんなことがありました。ある朝、外国人の同僚から「今日は休みます。お母さんの体調が悪くて。」と連絡がありました。家庭の事情で休むのは仕方ありません。「分かりました。お大事に。」と電話を切ったのですが、次の日は無断欠勤。その次の日も無断欠勤。まさか家族に何かあったのでは?と思いましたが、その翌日には普通に出勤してきました。その同僚は20代の女性だったのですが、朝からバッチリメイク、髪も丁寧に巻いて出勤してきました。ちょっとここで勘が働き、それとなく聞いてみると、何とお母さんの体調不良は嘘で、どうやら友人の結婚式のために地方に行っていたとのこと。
体調不良等、緊急で会社を休まなければならない時は当然、当日に連絡で問題ないのですが、何カ月も前から分かっていたであろう予定であっても、前日あるいは当日に連絡してきて、数日会社を休む。こういうことは本当によくありました。彼女の場合は、嘘までついていたわけで、上司からも叱責を受けていましたが・・・
日本では非常識と思われることが、海外では普通のこととして受け入れられていたりすることがあります。でも逆に言えば、彼女からしてみれば、事前連絡することが常識ではなかったということなんですね。
価値観とは曖昧なものです。外国人に日本人の暗黙の了解は通用しません。ここはきっちりルール化し、問題を未然に防ぎたいですね。
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